紅茶に魅せられてスリランカを訪れました。
実は他にもいくつか理由はあります。
世界遺産と歴史です。
世界遺産
まずは世界遺産のシーギリヤロック。旅番組や旅行のパンフレットでご存知の方も多いかと思います。
5世紀、シンハラ王朝カッサバ一世のお城です。
シーギリヤロック
とても美しい、大きな岩
登る前から 来てよかったぁと思いました
シーギリヤに行くにはまずコロンボからダンブッラまで移動することになります。スリランカはバスでの移動が一般的で、ターミナルに行けば行きたい場所にほとんど行けるバスが集まっています。
Google Map
コロンボからダンブッラまでバスで約5時間かかり(ガイドブックには4時間と書かれていることが多いですが5時間かかりました。)ダンブッラの宿にチェックイン後、トゥクトゥクでシーギリヤまで約40分で現地に。



ところ変われど、お城にはお堀があります
直角の壁を階段を使って少しづつ登って行きます
丁寧に保護されているのを感じました
岩を目の前に少しづつ近づくと、現地のガイドらしき人が近づいてきて丁寧にガイドを始めてきました。もちろん有料です。初めに値段を聞いてお願いするかお断りするかを決めるのがいいと思います。
私は説明をしてくれる方がいいと思い、登る前に交渉して頂上まで¥1000-で合意。
暑さもかなりのものでした。水分を十分用意して、休憩をはさみながら登ってください。
ガイドさんの説明を聞きながら休憩も含めて1時間ほどで頂上へ。
360度の現代的なものが何も目に入らない眺め、いつまでも居たい場所でした。
歴史
歴史って聞くと、「そんなん難しいことどうでもええやん」と言いたくなる方は多いかもしれませんね。
確かに........
そこで一つだけに絞ってお話しさせてください。それはサンフランシスコ講和会議でのことです。
第二次世界大戦の集結を目的として、1951年9月8日にサンフランシスコで調印されたことから、この名前が使われています。
敗戦国となった日本を戦勝国で4分割するという案が考えられていました。このサンフランシスコ講和会議でスリランカ大蔵大臣(のち大統領)であるジャヤワルデナ氏の日本側に立った演説によって日本は分割されずに救われた、と言われています。
分割案とは、(いくつかの案があるようですが、その一つ)
アメリカ........... 本州中央、関東、信越、東海、北陸、近畿
イギリス........... 中国、九州
当時のソ連....... 北海道、東北
中国.............. 四国
ジャヤワルダナ氏は演説の中でこのように言ったそうです。
Hatred ceases not by hatred but by love
人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない
美味しい紅茶を飲みながらもう一度、この会議のこと、この言葉をかみしめて.......