長野県の真ん中にある諏訪湖、周りには会社や住宅、公園などがあり、湖を含めた景観がとても綺麗です。
新海誠監督の大ヒットアニメーション映画「君の名は」の舞台ではないかと言われて多くの人がこの地を訪れたと聞いています。
諏訪湖畔の下諏訪の町は中山道と甲州街道が交わる交通の要所、宿場町として栄えていました。
諏訪湖のほとりにある諏訪大社、大きく2箇所に別れていて、下社春宮と下社秋宮が有ります。太古から狩猟農耕の神として崇められてきました。
下社秋宮は日本最古の神社のひとつと言われ、鎌倉幕府、室町幕府、その後も多くの大名が訪れたと言われています。
この宿場町には温泉も湧いていて江戸時代末期には京都から江戸の家茂様に嫁がれる皇女和宮様が泊まられた本陣も残されています。
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最初に下社秋宮に到着しました。駐車場から赤い橋を渡ると諏訪湖が一望できる立地で、周りにはお土産物屋さん、レストランや雑貨屋さんなどが立ち並んでいますが、古い建物を上手く利用した素敵な佇まいのものが多く有りました。
参拝の前に手を清めたいと思い手水舎を探しました。すると龍の口から湯気を上げながらしっかりと熱いお湯が出ているのを発見、そこで手を清めました。
まず目に入るのは圧巻の大しめ縄です。



左 : 下社秋宮の大しめ縄 見事です!!
中 : 湯気が立つ手水舎
右 : 茅葺の屋根がとても印象的な境内
さざれ石の前でいろんなことを報告したり、お願いしたり
気がついたら、落ち着いた雰囲気の中で雨も忘れ歩いていました。
秋宮の境内に深夜にいびきをかくという「根入りの杉」という木があるのですが、残念ながら到着したのが午前10時ごろでいびきは聞こえてきませんでした。聞いた方がいらっしゃったらどんな音か教えてくださいね。
そこから車で3分ほど、下社春宮へ、
こちらはあまり沢山の商店はなく、よりいっそう落ち着いていました。


右 : 下社春宮の鳥居
左 : 春宮にある結びの杉
こちらにも大しめ縄があり境内も厳かです、秋宮と違っていたのは御紋の形です。
ここにそびえる大きな杉は「結びの杉」と呼ばれ、先で2本に分枯れていますが根元で一本になっているので
縁結びのご利益があるとのこと。
秋宮、春宮、どちらにも大きな柱が立ててあります。
これは「御柱祭」で使われる巨木とのこと。リンクを貼っておきます。
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駐車場は十分にありますが、秋宮春宮間を散策するのも楽しいかと思います。
お手洗いも完備されています。安心してゆっくりと参拝できる素敵なところだと思いました。